厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会は21日、特例承認されたモデルナ製とアストラゼネカ製の新型コロナウイルス感染症ワクチンについて、予防接種法上の接種に使用できるか審議した。モデルナ製については接種を認める一方、アストラゼネカ製は血栓症に関する診断と治療の手引き作成に時間がかかることや接種の対象年齢が確立していないため、当面は接種を見合わせることを決めた。
モデルナ製は、臨床試験で90%以上の有効率を示した一方、安全性に関する重大な懸念は認められないため、18歳以上への接種に使用することを認めた。ファイザー製と同様、若年層については接種の努力義務を課す一方、妊婦には努力義務を適用しない。
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