◆エネルギーや食料価格の高騰が世界的な問題になっている。ウクライナ戦争の影響に加え、新型コロナウイルス感染拡大から出口を目指す動きの加速が背景にあると見られる
◆欧米のポストコロナ戦略は明快で、ワクチン接種によって経済を正常化させていくことである。実際に米国では、現金給付で景気を支えた緩和的な金融政策が歴史的なインフレをもたらして社会問題化しており、金利を上げてインフレ退治に躍起になっている
◆一方のわが国では、オミクロン株の変異株が流行し感染状況に下げ止まり感がある中、急激な円安と物価高で国民生活は厳しさを増す。変異を続けるコロナウイルスにどう対峙していくのか明確な答えを見出せていないことが、医療・経済面の中途半端なコロナ対策につながってはいないか
◆ワクチンや治療薬が手に入りつつあるが、感染状況とリスク、日常生活への影響など判断できる情報が少なすぎる。このままでは同様の対策を繰り返すことになる。日本のポストコロナ戦略をしっかり国民に示すべき時期だ。
ポストコロナに向けた戦略を
2022年04月08日 (金)
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