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オミクロン株の中で最も感染力が強い混合型変異株

2022年04月11日 (月)

◆春爛漫である。通勤電車の車窓には、冬の透き通った青空に白い富士山が望めたが、今は春霞で富士山を眺めることはできない
◆平安時代の清少納言は枕草子で「春はあけぼの」と記した。「春はほのぼのと明けようとするころが良い」とする。中国・唐時代の詩人・孟浩然は「春眠暁を覚えず」と読んだ。「春はぐっすり眠れるので、夜が明けたのに気づかず寝過ごしてしまう」という意味らしい。どちらも趣があって良いものだ
◆趣がないのはオミクロン株である。BA.1とBA.2に加えて両株の混合型変異株の「XL系統」が出てきた。英国では6割程度に見られるという。まだ日本では確認されていないが、感染力はこれまでの中で最も強いBA.2を約10%上回る可能性があるようだ
◆中国の上海市は全域が封鎖され、外出もできない。マンションから物資を求めて叫ぶ住民の姿が映し出された。オミクロン株に感染して10日間の自宅療養を経験したわが身としては身につまされる。日本も感染者には手厚い支援が望まれる。



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