◆日本薬学会年会でオンライン服薬指導に対する在宅患者の満足度調査に関する口頭発表があった。9人中5人が満足と回答し、症例数を増やし検討を続けたいとしていた
◆共同発表者の1人に感想を聞いた。課題として「Dо処方の在宅患者には定型的な服薬指導になりがち。対面の場合、バイタルサイン測定等をきっかけに情報収集できるがオンラインは難しい」と話していた。とはいえ、薬の受け渡し等には問題なく、概ね対面と同等の満足度を得られた
◆外来患者への服薬指導は「オンラインで充実したように感じる」と説明。その理由を「薬局での服薬指導は薬の受け渡しを主目的とされるのに対して、オンライン服薬指導は聞く目的で対話してもらえる」と話していた
◆現場レベルではオンライン服薬指導のメリットやデメリットを実感しつつあるようだ。今後、目的に応じた使い分けの議論が進むだろうが、これを機にそもそも薬剤師は社会でどのような役割を担い、どんな価値をもたらすのかを改めて見つめ直すことも必要だろう。
オンライン服薬指導のメリット・デメリット
2022年04月13日 (水)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
新薬・新製品情報
寄稿