
沢井製薬は10月26日、福岡県飯塚市内の九州工場内に竣工した注射剤製造棟の施設見学会を開いた。高い安全性で効率的に注射剤を製造できるよう最新設備を導入。11月には試作検討を始め、来年6月から製品出荷を開始する。同じ工場内にある既存棟で作る品目の製造を順次新棟に移管する計画で、年間の製造能力は最大800万本。同社最大の注射剤製造棟となる。
新棟は高さ約17mの2階建てで、延べ床面積は約2960m2。無菌状態で作業できるアイソレーター設備を導入するなどして、人の手で製品に触れる工程を極力排除し、汚染リスクを減少させた。2階で調整した薬液を直下の1階にパイプで送れるようするなど製造効率も高めた。
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