全国の漢方薬局などで組織する一般社団法人の日本漢方連盟(東京大田区)は、漢方薬を現在郵送購入している1000人を超える患者にアンケート調査を行ったところ、漢方薬局からの郵送購入に対する満足度は96%と極めて高く、安全性についてもほとんどの人が認めていることが分かった。さらに、郵送利用者は高齢者を含め、地理的・身体的な理由等から電話郵送に依存して健康を維持しており、約7割の人が「漢方薬の郵送がなくなると健康が維持できない」との危機感を持っていた。
調査結果を受け、同連盟では「適正な形で郵送規制の緩和が実現するよう、引き続き厚生労働省をはじめ各方面に強く訴えかけて、理解を求めていきたい」(根本幸夫理事長)としている。