◆薬剤師会会長の選挙で三つ巴戦が相次いだ。昨年3月の日本薬剤師会会長選、そして今年3月の神奈川県薬剤師会会長選、愛知県薬剤師会会長選だ。日薬会長選と神奈川県薬会長選は決選投票までもつれこむ大接戦となった一方、愛知県薬は本命視されていた川邉祐子副会長が第1回投票で過半数を獲得して当選した
◆対立候補不在の信任投票になることが多い薬剤師会長選で、なぜ三つ巴戦が起こったのか。共通しているのは現職会長の勇退だ。日薬は山本信夫前会長が5期10年の長期政権を築き、神奈川県薬の小川護会長が2期4年、愛知県薬の岩月進会長は4期8年務めた
◆ボクシングで言えば安定王者がベルトを返上するようなもので、多候補による選挙になりやすいのだろう。会長の多選は、組織を安定化させるかもしれないが、変化を伴う成長につながらずマイナスになり得るとも実感した
◆今後の注目は「2年後も選挙戦になるのか」。三つ巴による会長選後の世界が混沌としたものなのか、組織をより強固にするのか見てみたい。
三つ巴の会長選
2025年03月26日 (水)
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