大正製薬は11日、内臓脂肪減少薬「アライ」の一部製品について安定性モニタリングを行った結果、溶出性が低下しており、今後使用期限内に規格に適合しなくなる可能性があることが判明したとして、一部製造番号の製品について自主回収すると発表した。
同社は「製品の有効性・安全性への影響は極めて少なく、健康被害の恐れはないものと考えている」としており、今回の件に関連した健康被害の報告も現時点ではないという。
アライは、脂肪吸収阻害作用を持つオルリスタットを有効成分とした薬剤で、「腹部が太めな人(男性は腹囲85cm以上、女性は90cm以上)の内臓脂肪および腹囲の減少(生活習慣改善の取り組みを行っている場合に限る)」を効能として昨年4月、ダイレクトOTCとして発売された。
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