TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【東京理科大などグループ】ポリアミンが癌細胞増殖‐翻訳開始因子の発現亢進

2025年09月11日 (木)

 東京理科大学薬学部薬学科の東恭平准教授、理化学研究所環境資源科学研究センターの鈴木健裕氏らの研究グループは、細胞増殖促進因子ポリアミンが翻訳開始因子eIF5A2の生合成を促進することを明らかにした。癌細胞の増殖はeIF5A2に依存しており、ポリアミンはeIF5A2が働きやすいようにリボソームの構成蛋白質の組成を変化させることも解明した。今回の研究成果から、癌特異的リボソームへのeIF5A2の結合部位が癌選択的な分子標的として有望と考えられた。

 ポリアミンはウイルスからヒトまで全ての生物に存在する塩基性生理活性物質で、細胞増殖・分化に必須の因子とされている。生体内にはプトレッシン(PUT)、スペルミジン(SPD)、スペルミン(SPM)の3種が存在し、その恒常性は人の健康と密接に関係している。ポリアミンは塩基性物質であることから、酸性物質であるRNAなどとの相互作用を通じて多様な生物活性を示すことが分かっている。


[ 記事全文 ]

* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。


‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
研修会 セミナー 催し物
薬剤師認定制度認証機構 認証機関の生涯研修会
薬系大学・学部 催し物
薬事日報
薬学生向け情報
Press Release Title List
Press Release Title List:新製品
行政情報リスト
登録販売者試験・日程一覧
購読・購入・登録
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術