富士通Japanは6月末、中規模病院向け医事会計システム「HOPE SX-T」と診療所向け電子カルテ「HOPE LifeMark-TX」において、厚生労働省が推進する「共通算定モジュール」の対応を開始した。診療報酬改定時のシステム改修負担を軽減し、将来的にはレセプト自動チェックで事務作業の効率化を図ることができる。
共通算定モジュールは、国が主導する医療DX3の柱の一つとして開発が進められているシステム。医療機関が患者に提供した医療サービスに対する診療報酬の算定を、国のルールに則って標準化されたロジックで実行する仕組み。
同社は、この共通算定モジュールの開発段階から先行ベンダーとして実証・検証に参画し、実運用を見据えた機能実現に貢献してきている。特に、ヘルスケア市場における長年の実績とノウハウを活かし、今回のサービス開始に合わせて、「HOPE SX-T」と「HOPE LifeMark-TX」が共通算定モジュールに対応することとなった。大規模病院向けのリリースも2027年度中には予定されており、幅広い医療機関での導入が見込まれる。今回対応する共通算定モジュールは、診療報酬の算定ロジック自体を標準化した機能となっている。
また同社は、「医療DX令和ビジョン」の本格展開に向け、共通算定モジュールとの連携による、診療報酬改定時の作業負荷軽減やレセプト請求業務の効率化など、医療機関が抱える社会課題の解決を目指している。
その取り組みの一環として、HOPE LifeMark-TXシリーズの一つである、診療所向けクラウドネイティブ型電子カルテ「HOPE LifeMark-TX Simple type」は、標準型電子カルテの機能要件である共通算定モジュールIFとの連携(システム間連携)に準拠させるため、認証取得を予定している。今後も、共通算定モジュールの普及促進や、レセプト請求支援機能の拡充を通じて、医療DXへの貢献を加速させていく。
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