
林氏
第51回日本香粧品学会学術大会の懇親会が25日午後6時半から、東京・銀座のコートヤード・マリオット銀座東武ホテルで開催され、多くの関係者や来賓が参加した。あいさつの中で、香粧品学会理事長の林伸和氏が、香粧品セーフティアセッサー(SA)を来年から募集すると、厚生労働省大臣官房審議官(医薬担当)の佐藤大作氏が、26年ぶりの化粧品規制の制度改正に向けた検討を進めていると報告した。
林理事長 いよいよ始まるSA制度
林伸和氏は、香粧品学会2030年ビジョンやSA、動物実験代替法について言及した。ビジョンについては、「今日発表した。香粧品分野の専門家が参画する団体として、産官学の連携基盤を構築し、活発な議論を通じて、香粧品に関する科学的知見を中立的な立場から社会に示し、香粧品分野の健全な発展を支える学会となる。これが2030年ビジョンである」と述べた。
SAについては、「PIFを担う資格のある者を日本に増やすことを目的とした資格制度だ。来年から募集という形になる。講習会は今年の秋から始まる」と進捗状況を報告した。
動物実験代替法については、「今後取り組んでいく大きな課題の一つだ。これも産官学の協力がどうしても必要となる」と述べ、関係者に協力を求めた。
佐藤代作氏 化粧品規制の見直しへ
佐藤大作氏は、化粧品規制の見直し状況について言及した。まず日本の化粧品産業について、コロナ禍の時期と比べて生産は回復しているものの、輸出の伸び悩みや海外企業の進出といった課題があると指摘した。また、自由民主党内のJ-Beauty産業研究会や産業界などから、輸出を含む産業振興の観点から化粧品規制の見直しを求める声があがっていると説明した。
そのうえで、「宣伝や広告表現を含めて、日本の化粧品規制を海外規制とイコールフィッティングしてほしいという要望をいただいている。これに対しては厚労省も平成12年以来の26年ぶりの制度改正に向けて、様々な検討を進めているところだ」と述べた。
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