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【厚労省】28日に新薬収載‐7成分11品目

2006年04月20日 (木)

 厚生労働省は28日付で、新医薬品7成分11品目を薬価基準に追補収載する。内訳は内用薬が3成分5品目、注射薬が2成分3品目、外用薬が2成分3品目。このうち「ゴナールエフ皮下注用」と「マグセント注」は他に類似薬がないため、原価計算方式が適用された。また類似薬効比較方式?で算定されたもののうち、プラビックス錠には有用性加算?が認められ、オゼックス点眼液とトスフロ点眼液は小児加算適用の第1号となった。収載される品目は次の通り。

 ◇ユリーフカプセル2?、同4?(キッセイ薬品):前立腺肥大に伴う排尿障害改善薬。前立腺のα1A受容体を選択的に遮断することで前立腺の緊張を取り除き、症状を改善する。企業が予測する市場規模は、初年度が患者数8.5万人で販売高57億円、ピーク時の10年目は56.1万人で379億円。

 ◇プラビックス錠25?、同75?(サノフィ・アベンティス):虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制を効能・効果とする薬剤。類薬に塩酸チクロピジン(パナルジン錠)があるが、これよりも肝機能障害がやや少ないなどの成績が得られている。企業の予測する市場規模は、初年度が11.7万人で25億円、ピーク時の9年目が67.1万人で534億円を見込む。

 ◇フェマーラ錠(ノバルティスファーマ):1日1回投与の閉経後乳癌治療薬。既に世界90カ国以上で発売されており、乳癌内分泌治療における標準的治療薬の一つとされている。企業が予測する市場規模は、初年度が1000人で3.2億円、ピーク時の8年目は3.6万人で86.4億円。

 ◇ゴナールエフ皮下注用75、同150(セローノ・ジャパン):脳下垂体ホルモン剤で、胎盤性性腺刺激ホルモンとの併用により、低ゴナドトロピン性男子性腺機能低下症における精子形成の誘導を効能・効果とする。企業が予測する市場規模は初年度が635人で4.5億円、ピーク時の10年目が1195人で20億円。

 ◇マグセント注(東亜薬品工業):切迫早産における子宮収縮の抑制を効能・効果とする薬剤。企業が予測する市場規模は、初年度が1.8万人で2.43億円、ピーク時の4年後が2.28万人で3.08億円と見込んでいる。

 ◇オゼックス点眼液0.3%(富山化学)、トスフロ点眼液0.3%(ニデック):ニューキノロン系抗菌剤の点眼液で、眼感染症の原因菌に広域かつ強い抗菌作用を示す。国内で初めて新生児を含む小児を対象とした臨床試験が実施され、小児に対する用法、用量も認められた。企業が予測する市場規模は、初年度が114万人で販売高が13.2億円、ピーク時の4年後が231万人で26.7億円を見込む。

 ◇ロキソニンパップ100?(リードケミカル):既に販売されているロキソニンのパップ剤。これまでは経口剤しかなかった。変形性関節症、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛による消炎・鎮痛に用いられる。企業が予測する市場規模は初年度が38.6万人で18.6億円、ピークの5年後が185.4万人で89.3億円としている。



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