◆知らなかったが、木に登るサッポロマイマイというカタツムリがいるらしい。通常のカタツムリは地表にいるのに、サッポロマイマイはなぜ木に登るのか。そんな疑問を筑波大と北大のグループが調べた
◆その結果、地表で冬眠を終えたサッポロマイマイは木の上に移動し、秋になると再び冬眠のために地表に降りてくる。なぜこのような行動をとるのだろうか
◆地表にいるサッポロマイマイは、木の上にいるそれよりも、タヌキやネズミ、オサムシ類などにより捕食される可能性が高くなるが、木の上だとこの恐れが少なくなる。木を降りる理由としては、気温が下がるとオサムシの活動が低下すること、タヌキなどの食べ物が昆虫から熟した果実へと変化することが考えられた。木の上でサッポロマイマイは地衣類やコケ類を食物にしていた
◆このように、自然に適した生活をしているサッポロマイマイ。最近、外来生物のアライグマがその生存に脅威を与えているという。自分たちの行動がどんな影響を及ぼすのか。自然だけは大切にしたい。
木に登るカタツムリ
2017年05月19日 (金)
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