
クリストフ・ウェバー社長
武田薬品のクリストフ・ウェバー社長は、14日に都内で開催した決算説明会で、シャイアー統合からの5カ月間を振り返り、「統合のペースが速く進捗している」とした上で、構造改革によるさらなるコスト削減を進める方針を明らかにした。2021年度には買収によって年間14億ドル(約1534億円)のコスト削減効果を目指していたが、年間約20億ドル(約2191億円)へと引き上げる。将来的には、営業利益から特殊要因や為替などの影響を取り除いたコア・アーニングの売上収益に対する利益率を、現在の20%台半ばから30%台半ばまで改善させたい考えだ。
シャイアー買収後、武田は、新たなエグゼクティブチームや各部門を統括する200人の人材をリーダーに任命するなど企業文化の醸成に注力してきた。四つの地域体制と三つのグローバルビジネスユニットで、新事業体制をスタートさせた。
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