九州工大・山西氏が報告

メイン会場の模様
現在、臨床上で広く用いられている漢方薬の作用機序に関する科学的根拠を解明するため、様々な基礎的研究が進められている。8月31日に富山市内で開かれた第36回和漢医薬学会学術大会のシンポジウム「数理科学・情報科学と生命科学の融合―和漢医薬学研究の新地平へ向けて」では、人工知能(AI)技術を用いて、漢方薬の成分化合物の化学構造情報などをもとに、作用機序や新規効能を予測する「漢方薬リポジショニング」の可能性などが紹介された。
山西芳裕氏(九州工業大学大学院情報工学研究院)は、ドラッグリポジショニング(DR)の問題である薬と疾患の関係を自動的に予測する機械学習(AI基盤技術)の手法「AI創薬システム」を開発したことを紹介した。
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