
厚生労働省の「がんに関する全ゲノム解析等の推進に関する部会」が16日に初会合を開き、ヒトの全遺伝子情報を網羅的に読み取る「全ゲノム解析」を癌治療に導入する実行計画について議論した。構成員からは、創薬への活用のために産業利用を想定した体制整備や、日本の優位性を見出した上で迅速に取り組むことなどを求める声が上がった。年内をメドに「難病に関するゲノム医療の推進に関する検討会」と共に実行計画を策定する予定だ。
政府は、癌と難病の領域でゲノム医療を推進するため、年内をメドに数値目標や体制整備などを記載した具体的な実行計画を策定する方針を示しており、部会では、癌に対する全ゲノム解析を実施する目的や必要性、対象疾患、体制整備など専門を具体的に検討していく。
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