アストラゼネカのステファン・ヴォックスストラム社長は6日、オンライン上で開催した記者会見で、2020年売上高が前年比2%増と増収を確保し、国内4位に浮上したことを明らかにした。抗癌剤「タグリッソ」と「イミフィンジ」の成長が貢献したもので、今後も癌領域製品の適応拡大や慢性心不全の適応を取得したSGLT2阻害剤「フォシーガ」の牽引によって、「25年に日本でナンバーワンの企業になりたい」と意欲を示した。
同社の20年売上高は、2%増の26億ドル(約2850億円)。薬価ベースの国内医療用医薬品売上高では、前年の5位から4位に浮上した。領域別では、癌が15億ドル、呼吸器・免疫が3億ドル、循環器・腎・代謝疾患が1億ドルとなった。
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