田村憲久厚生労働相は21日の閣議後会見で、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種(追加接種)について、年内にも2回目接種から8カ月以上経過した人に実施できるよう、自治体に体制整備を要請する考えを示した。対象者は引き続き、審議会で検討することとした。
現行の2回接種では一定期間経過後に有効性が減弱するなどの実態を踏まえ、17日の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会では追加接種の実施を決定。米国等の動向や科学的知見を踏まえ、2回目接種の完了から8カ月以上経過していることが必要としたが、3回目の接種開始時期に関しては年明けを求める声などが出ていた。
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