厚生労働省は2日、医療用医薬品の現行薬価と市場取引価格の開きを示す平均乖離率が、今年9月分で7.0%だったとする薬価調査結果の速報値を、中央社会保険医療協議会薬価専門部会に示した。昨年調査分から乖離率が0.6ポイント縮小した。後発品数量シェアは約79.0%となり、昨年の調査結果から横ばいとなった。
今回の調査は、今年9月取引分を対象に販売サイドから11月4日までに報告があった取引価格を集計。市場規模の大きい主な薬効群別の乖離率を取引金額上位で見ると、内用薬は「高脂血症用剤」が12.7%で最大の乖離率となり、「消化性潰瘍用剤」「血圧降下剤」が11.3%と続き、内用薬全体で8.2%と昨年調査から0.6ポイント縮小した。
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