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【日本薬学会第143年会】シンポジウムの概要 生活習慣病の新たな予防・治療法の創出を目指した次世代若手研究者による研究展開

2023年03月23日 (木)

オーガナイザー
 金子雪子(静岡県大薬)
 森麻美(帝京大薬)

 食料事情の改善などにより、生活習慣病に分類される糖尿病や肥満を背景とした肝臓、腎臓、心臓、膵臓、血管など各種臓器・器官の機能障害による疾病の罹患が急増しており、世界的な問題となっている。こうした疾患は患者の生活の質(QOL)の著しい低下をもたらし、また長期間の治療を要することから予防・治療法の開発は喫緊の課題である。

 一方、生活習慣病の原因は多岐にわたり、また複数の疾患や組織の連関が複雑に絡み合って病態を形成していることから、生活習慣病の予防・治療法の開発には様々な臓器・器官の機能や連関を理解した上での多角的なアプローチが必要である。

 本シンポジウムでは、生活習慣病を背景とした肝臓、腎臓、心臓、膵臓、血管など各種臓器・器官の疾患の病態解明や予防・治療法について取り組んでいる若手研究者から、それぞれの切り口で最新の研究成果をご紹介いただき、生活習慣病の予防・治療を目指した創薬展開の将来について議論を深めたいと考えている。

 (金子雪子



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