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◆11月30日の医薬品の販売制度に関する検討会。規制改革推進会議と厚生労働省検討会が対決する第2ラウンドの様相だった。同17日の規制改革推進会議ワーキンググループでは河野太郎内閣府特命担当大臣から「厚労省はデジタルの利点を潰している」、構成員からは「石橋を叩いて壊す議論」と批判された
◆場所を移した厚労省検討会では、出席した規制改革推進室室長に対し、構成員が反撃。「問題が生じた場合にどのように責任を取るのか明らかにしてほしい」と迫った
◆利便性と安全性がせめぎあい、議論は平行線が続いた。検討会終了直前に森田朗座長が、「事故が起こらなかったら速度規制を緩和する、事故が起こった場合に速度規制を厳しくする。どちらのアプローチも念頭に置かなくてはならない」と述べたのが印象的だった
◆安心・安全な医療を提供していく上で最小限の範囲から規制改革に着手するのは重要だが、その手法だけでは改革は進まず、リスクベースで大胆に規制緩和する柔軟性も持つべきではないか。