キヤノンは9日、キヤノングループが企業のサステナビリティ活動に関する国際的な評価機関であるフランスのエコバディス社の調査で、調査対象企業の上位1%が認定される「プラチナ」評価を初めて獲得したと発表した。
エコバディス社のサステナビリティ調査は、世界185カ国、250業種、15万社以上の企業を対象に、同社独自の評価基準によって、企業の活動を「環境」「労働と人権」「倫理」「持続的な資材調達」の4分野で包括的に評価するもの。世界中で企業のサステナビリティ活動への関心が高まる中、同社の調査結果は、多くのグローバル企業が取引先を選定する際に参照されている。
今回の調査でキヤノングループは4分野の全てで高評価を得した。同グループは、2015年からこれまでに7回「ゴールド」評価を取得しているが、サステナビリティ活動への継続的な取り組みによって、今回初めて「プラチナ」評価の獲得となった。
なお、同グループは、持続可能な社会の実現に向け、環境課題や社会課題に対する取り組みを強化している。
環境への取り組みとしては、「気候変動」「資源循環」「化学物質」「生物多様性」を重要課題と位置付け、事業活動と連動した取り組みを製品ライフサイクル全体で進めています。環境目標として、「ライフサイクルCO2製品1台当たりの改善指数 年平均3%改善」を08年に定めて以来、これまでに年平均3.76%(08~24年)、08年からの累計で44.6%の改善を達成している。
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