ヤナリのまいにち薬局秋津店(東京都清瀬市)は、聴覚に障害がある患者に対応する全国初の「サイニング薬局」を展開している。薬剤師と患者のやりとりでは手話や指差しボードを使用すると共に、スタッフの声をリアルタイムでディスプレイ表示する文字起こし機(コトバル)を用いて聴覚に障害がある人が安心して利用できる薬局作りに取り組んでいる。薬局がオープンして1年余りが経過し、3月には聴覚に障害のある当事者である薬剤師が加わった。管理薬剤師の本多健太郎さんは、「耳が聞こえない人が自分のやりたいことを諦めず、それを見つけることができるきっかけを作りたい」と話している。

受付に耳が聞こえない薬剤師がいますと案内
まいにち薬局秋津店は昨年3月、清瀬市にある西武池袋線の秋津駅近隣にオープンした。専属薬剤師4人を含む7人体制で対応し、1日の処方箋応需枚数は150~200枚となっている。
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