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約50年ぶりの薬事法改正

2009年06月22日 (月)

◆薬学教育が6年制になったことで、来年春から2年間は薬大卒業生が輩出されなくなる。これを見込んで、例年より薬剤師の採用数を増やした調剤薬局チェーンやドラッグストアも多かったようだ
◆某調剤薬局大手も、昨年と今年は薬剤師を大量採用し、特に今年は200人以上採用した。しかし、実際には当初予定者より数十人少ないという。その理由は、今年は薬剤師国試の合格率が低かったこと。各大学とも卒業延期者が多くなり、実際の薬剤師採用が予定を下回った
◆調剤薬局に加えて、ドラッグストアも展開する企業では、登録販売者は第1類薬が販売できず、薬剤師の確保が欠かせないというのが本音だ。家電量販店やスーパー、コンビニの、登録販売者による医薬品販売への参入には、「調剤+第1類薬販売による“専門性”で対抗できる」とする経営者の声もある
◆何せ約50年ぶりの薬事法改正だけに、今後の業態がどう変化するかは読みにくい。その中で、薬局、ドラッグストアが地域医療・健康づくりの中心的役割を果たしていくという目標は“ブレ”ないでもらいたい。



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