厚生労働省医薬食品局安全対策課は4日、グラクソ・スミスクライン(GSK)の抗てんかん薬、双極性障害治療薬「ラミクタール錠小児用2mg、同錠小児用5mg、同錠25mg、同錠100mg」(一般名:ラモトリギン)を過量投与された患者が昨年9月から4カ月間で、薬剤性過敏症症候群(DIHS)などの重篤な皮膚障害を発現し4人が死亡したことを受け、用法・用量の順守を注意喚起する安全性速報(ブルーレター)を配布し、医療現場に周知するようGSKに指示した。
ラモトリギンは、ナトリウムチャネルを抑制することで神経膜を安定化させ、グルタミン酸等の興奮性神経伝達物質の遊離を抑制する作用を持つ。特に初期の服用段階で用法・用量を超えて投与された場合に皮膚障害の発現率が高い。
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