先にコペンガーデンで開かれた欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で、抗PD-1抗体のオプジーボ(小野薬品、ブリストル・マイヤーズ スクイブ)および「キイトルーダ」(MSD、米メルク)に関する臨床試験結果が発表され注目を集めている。
その中で、非小細胞肺がん(NSCLC)のファーストライン(1次治療)の可能性を調べるオプジーボの「CheckMate-026試験」(PIII)の主要解析の最終結果では、主要評価項目であるPFS(無増悪生存期間)の中央値で有意性が示さなかったが、キイトルーダの「KEYNOTE-024試験」では有意に延長した。なお、「CheckMate-026試験」では、「PD-L1」発現レベルが1%以上の患者を、「KEYNOTE-024試験」は50%以上の患者を対象としているなど、試験デザインが異なるため単純比較はできない。PD-L1発現レベル50%以上のNSCLC患者は、全NSCLC患者の一部と言われている。
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