◆新しい年が始まった。今年、薬業界にとって最大の関心事は診療報酬と薬価の改定だろう。昨春の改定から1年も経っていないが、12月下旬には全体の方向性が見えているはずだ
◆次期改定は、6年に1度の介護報酬との同時改定だが、これまでと少し様相が異なる。政府による消費税10%への引き上げ延期による財源不足に加え、諮問会議が診療報酬にまで切り込む考えを示しているからだ
◆あれだけ高額薬剤の問題が騒がれ、薬価制度の仕組みにまで切り込まれたら当然、次は診療報酬という流れになる。果たして中医協で薬価を徹底的にやり玉に挙げて診療報酬本体を守ろうという“戦略”は正しかったのか
◆次期改定では、利害関係者との激しい闘いが予想される。薬局ビジョンの「対物業務から対人業務へ」の動きは、想像以上に加速していくだろう。一時的な報酬を得ることに腐心するのではなく、健康サポート薬局のように報酬改定のたびに右往左往しない限られた居場所をいち早く確保する。そんなしたたかさも見せてほしい。
居場所を確保する
2017年01月06日 (金)
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