中央社会保険医療協議会は12日、薬価専門部会を開き、新薬の薬価算定における原価計算方式のあり方をめぐって議論した。診療側、支払側委員からは、原価計算で積み上げる経費として算定される営業利益率の高さに問題意識が示され、現在14.6%の平均的な営業利益率の見直しを求める意見が出た。
原価計算方式は、類似薬がない場合に原材料費、製造経費、研究開発費等を積み上げ薬価算定するもの。委員からは、営業利益率の高さが問題視された。特に平均算出の参考にした日本政策投資銀行の「産業別財務データハンドブック」では、医薬品産業34社だけの営業利益率であることから疑問の声が相次いだ。
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