厚生労働省保険局総務課課長の城克文氏は、20日に沖縄県名護市で開催したジェネリック医薬品・バイオシミラー学会学術大会で講演し、国内ジェネリック医薬品(GE薬)メーカーの海外進出に関して、「国内市場の縮小が見込まれる中、海外進出を考えていかなくてはならなくなっているが、ただ海外に出ればいいわけではない。よく考えるべき」と語った。その上で、海外のGE薬メーカーが生産拠点獲得の目的で、東南アジア各国に進出する動きが進んでいることを引き合いに、「われわれのマインドに合っている気がする」とし、アジアを土台とした海外展開が一つの選択肢になるとの考えを示した。
城氏は、GE薬の数量シェア80%時代を控え、「GE薬の比率が上がり、医療機関側の在庫が大変になる中、安定供給や品質を守るのは当たり前の話になっており、それができないメーカーはさすがに出遅れではないか」と指摘。
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