日本薬剤師会の山本信夫会長は12日の定例記者会見で、11日の厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会で日本医師会の中川俊男副会長が、「医薬分業は限界に来ている」「院内に回帰すべき」などと発言したことに対して、「承服できない」とコメントした。
中川氏は11日の会議で、医薬分業のメリットを示せていない状況で、大手調剤チェーン薬局などが内部留保を増やし、保険調剤で得た利益を株主に配当していることなどを問題視し、医薬分業の限界や、「院内処方に戻す」ことなどを訴えていた。
山本氏は、それをもって「制度全体が悪いというのは承服できない」と反論。「院内に戻せというのもフェーズが違う」との認識を示した。
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