◆広島市の「高齢者に係るポリファーマシー対策事業」が始まった。「65歳以上」「複数医療機関受診」「月14日分以上の内服薬が10種類以上処方」という条件で抽出した国保と後期高齢者医療の被保険者に、服薬情報を記載した通知を送付。かかりつけ薬局での相談を促し、適正処方、調剤につなげるというもの
◆通知を受け取った被保険者は、一番相談しやすい薬局に通知書を持参し相談。薬局で重複多剤服薬、相互作用の防止、減薬や残薬調整等を行い、必要に応じ服薬状況レポート等で処方医にフィードバックする。通知対象者が市内に約2万5000人いるという
◆今月10日に最初の通知を発送し、来年3月までに毎月5000人分を送付する予定。来年度以降に副作用回避など事業の検証を行う計画だ
◆今年3月末に市内3医師会、4薬剤師会、全国健康保険協会と連携協力協定を締結。医療機関と薬局が円滑に事業に取り組める下地も整えている。今回の事業で、薬局がどのような役割を果たし、患者から信頼を得られるかにも注目したい。
広島市の「高齢者に係るポリファーマシー対策事業」はじまる
2018年09月19日 (水)
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