◆時代を先取りし過ぎたのか。都内の駅構内など展開していた調剤薬局「おくすりカウンター」を運営する未来の薬局が先月27日に東京地裁から破産開始決定を受けた。信用調査会社などによると利用者は増加していたが売上が想定を下回り、資金繰りが厳しかったという
◆同薬局では、処方箋調剤の待ち時間圧縮で、患者が通勤途上などで処方箋を渡しておけば帰宅時に待たずに調剤薬を受け取れることなどを売りにスタート。今春までに都内の3カ所に店舗があった
◆スマホで処方箋を先送りして、薬局で待ち時間なく調剤薬の受け取りができるサービスのほか、処方箋医薬品の配送、ウェブ決済も可能で、薬剤師と患者がWEBチャット上でコミュニケーションできる仕組みも備えていたようだ
◆薬局薬剤師が対物から対人業務へシフトする中、ICTを活用した業務効率化は今後の課題でもある。しかし、調剤を実施する薬局は「医療提供施設」だ。患者の利便性は大事だが、処方箋を調剤して薬を渡すだけの施設に特化し過ぎる必要はないと思う。
「おくすりカウンター」運営会社が破産
2018年10月15日 (月)
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