2018年7~9月の国内医家向け医薬品市場が薬価ベースで前年同期比3.5%減の2兆4520億円と、第2四半期に続きマイナス成長となったことがIQVIAの調査で明らかになった。過去5年間の第3四半期を見ても最大のマイナス幅となり、薬価改定の影響を大きく受けた。C型肝炎治療薬「マヴィレット」が売上トップ製品となった一方、抗癌剤「アバスチン」は2位に順位を下げ、上位10製品の順位が全て入れ替わるなど、市場縮小局面で市場構造が大きく変化しているようだ。
市場別で見ると病院市場は0.3%減となり、前年のプラス成長からマイナス成長に転じた。開業医市場は5.0%減で第2四半期から連続で減少したほか、薬局その他市場は6.6%減と前年は1.4%増だったが、その後3四半期連続のマイナス成長となった。3市場が揃って減少したのは17年第1四半期以来のこととなる。
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