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【新六者懇】6年制教育、「質」懸念の声相次ぐ‐定員含め総合的検討が必要

2018年11月30日 (金)

 薬学教育6年制に伴う薬剤師養成のあり方などをめぐって関係者が意見を交わす「新薬剤師養成問題懇談会」(新六者懇)は28日、実務実習の充実に向けた方策や、6年制教育が抱える課題などについて議論した。出席者からは、留年も卒業延期もせずに6年間で薬学部を卒業して国家試験に「ストレート合格」する学生の割合が4年制の時に比べて減っている現状や、入学時から国試対策に追われる大学が少なくない実情などを踏まえ、6年制薬学教育の質を懸念する声が相次いだ。

 厚生労働省医薬・生活衛生局総務課の安川孝志薬事企画官は、今年2月に実施した薬剤師国試の結果や、厚生科学審議会・医薬品医療機器制度部会での薬機法見直しに向けた議論の経過を説明した後、18歳人口が今後、さらに減っていく中で、「現在の薬学部の定員が1万1000人、薬剤師国試の合格者がここ数年で9000人を超えていることをどう考えるか」を「関係者の共通の課題」に挙げた。


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