日本女性薬剤師会は6月23日午前10時から、2019年度学術講演会「社会で支える成育医療―その小さな手に握りしめられた『生きる力』をしっかり受け止めて」を、東京・両国の国際ファッションセンター(KFCビル)で開催する。
成育医療には専門職の支援が欠かせないことに加え、医療と生活、病院と地域を結びつけるために1人でも多くの支えが必要となる。一方、「人生100年時代」といった言葉も聞かれるようになり、定年を迎える60歳代はまだまだ働き盛りで、セカンドキャリアの過ごし方を多くの人が考えている。
そうした中、日女薬では「1度きりの人生の中で、自分の時間、自分の力を誰かのためにというセカンドキャリアを送ることができたら、自らの人生も輝かしいものとなる」との観点から、今回の学術講演会を企画した。
講演会では、元NHKアナウンサーで国立成育医療研究センターもみじの家ハウスマネジャーの内多勝康氏が「成育医療の社会的課題と人生100年時代のセカンドキャリア」と題して講演する。
前国立成育医療研究センター薬剤部長で明治薬科大学臨床薬学部門/小児医薬品評価学教授の石川洋一氏は、「薬剤師が支える成育医療」をテーマに取り上げる。
また、厚生労働省大臣官房審議官の森和彦氏が「最近の医薬行政について」を講演するほか、ランチタイムには「ポスターで広げよう 女性薬剤師会のネットワーク」と題した発表や、最新の福祉用具に関する展示なども予定されている。
受講対象は男女問わず全国の薬剤師と薬学生。参加費は、31日までの事前申し込みが8000円、6月1日以降が1万円。薬学生は無料(要学生証)だが、テキスト代(税込み)1620円が別途必要となる。取得単位は、日女薬認定単位(G16)4単位。
申し込み・問い合わせ先は、会員の場合は各都道府県女薬、非会員の場合は日女薬事務局(TEL03-3621-0489、FAX03-3621-0521、e-mail:jwpa@khh.biglobe.ne.jp)まで。