
厚生労働省は6日、質の高い臨床研究を行う臨床研究中核病院のあり方について、小児・難病などの領域に特化した「特定領域型」拠点の対象領域や役割などの要件案を厚生科学審議会臨床研究部会に示した。治療法の開発が十分でない領域を対象に、実績として多施設共同治験・臨床研究の積極的な実施経験を持つことを明記。拠点については、一元的な協力体制を構築するため、各領域で原則1施設とすることを提案した。委員からは、特定領域型中核病院の「各領域1施設」の考え方に肯定的な意見が多かった。
臨床研究中核病院のあり方をめぐっては、新薬開発が進みにくい小児・難病などの領域に特化した「特定領域型」、特定領域に限定せずに質の高い臨床研究を実施できる「領域横断型」に分類することを焦点に議論。今回、日本小児科学会などからのヒアリングを踏まえ、特定領域型に求められる役割や要件を厚労省が提示した。
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