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iPS細胞から作製した角膜細胞シートを移植

2019年09月02日 (月)

◆大阪大学が8月29日、iPS細胞から作製した角膜細胞シートを患者に移植した世界初の臨床研究について報告した。記者会見した西田幸二教授によると、移植後には日常生活に支障がない程度まで視力が回復し、拒絶反応なども現在までのところ発現しておらず、これから安全性と有効性を確認していくようだ
◆iPS細胞は、2006年に京都大学の山中伸弥教授のチームが世界で初めて作製したが、それから13年かかってやっと第1例目となる移植が行われたことになる。西田教授も会見で再生医療研究を始めてから13年という期間を感慨深く振り返っていた
◆肝心の移植費用については、300~400万円程度とされているが、移植患者が増えればコストを抑えられる可能性もあるという
◆患者にとっては1日でも早く安全が確保された有効な治療法確立を望んでいるが、研究者としてはやはり、安全性に関して万全を期すことが最も優先されるだろう。今後、様々な治療に役立つ再生医療が加速していくことを患者と共に切望したい。



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