杏林製薬は3月31日、マイクロ流路型遺伝子定量装置「ジーンソック」を用いた新型コロナウイルス検出試薬「SARS-CoV-2ジーンソックER杏林」を今月中旬をメドに発売すると発表した。
同試薬は、杏林と産業技術総合研究所が共同開発し、昨年11月に販売を開始した遺伝子定量装置のジーンソックを用いることで、新型コロナウイルスを約15分で検出できる。前処理時間を含めて約1時間で検査結果を確認できることから、検査に4~6時間が必要だった従来のPCR検査と比較して大幅な時間短縮となる。従来のPCR検査のように一度に大量の検体を検査することには向いていないものの、少量の検体を迅速に診断するのに適している。
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