英グラクソ・スミスクライン(GSK)と米ヴィル・バイオテクノロジーは、新型コロナウイルスを含むコロナウイルス種に対する研究開発の提携契約を結んだ。今後両社は、ヴィル独自のモロクローナル抗体プラットフォーム技術を活用し、新型コロナウイルス治療薬・ワクチン候補となる既存の抗ウイルス抗体の開発を進める。
今回の契約により、GSKはヴィルの技術を利用する対価として2億5000万ドルの株式投資を行う予定。両社はヴィルのプラットフォームにより同定された特異的抗体候補である「VIR-7831」と「VIR-7832」の開発に注力する。この二つの抗体候補は、新型コロナウイルスのスパイク蛋白質に対して高い親和性を示し、生ウイルス細胞アッセイでは強力な中和能を示すことから、規制当局による審査を条件とすることで、今後3~5カ月以内に第II相試験を開始する予定。
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