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【参天製薬】革新的な眼科医療開発へ‐外部連携で技術取り入れ

2020年07月10日 (金)

参天製薬が長期ビジョン

谷内社長

谷内社長

 参天製薬は7日、2030年に向けた10年間の長期ビジョンを発表した。外部機関との連携を強化して細胞治療や遺伝子治療、デジタル技術などを積極的に取り入れ、製薬企業の枠を越えた革新的な眼科医療手段の開発を推進する。国内外の患者が必要な眼科医療を受けられる体制整備を支援し、患者の掘り起こしにも取り組む。眼科領域の社会課題解決に貢献する企業として持続的な成長を果たしたい考えだ。

 参天製薬は、20年度を最終年度とする10年間の長期ビジョン期間中に大きな成長を遂げた。国内では市場を上回る伸びを示し、医療用眼科薬市場で約50%のシェアを確保。海外でも展開国数を10年前の35カ国から60カ国へと増やし、海外売上高比率は30%超になった。10年で売上高は2倍以上になり、17年度には目標の2000億円を前倒しで達成した。


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