◆新型コロナウイルス感染拡大の影響で、様々な学術集会の多くがオンラインのみでの開催になっている。当初は混乱も見られたが、最近はオンラインならではのメリットが広く認識されるようになってきた
◆その一つは、会場の設営に物理的な制限がないこと。例えば、発表演題数が多い大規模な学術集会では通常、ポスター発表を頻回に貼り替えるが、その必要はなくなる。ウェブ上に部屋をいくらでも設けられるし、シンポジウムの議論が白熱し時間を超過しても、柔軟に対応できる
◆参加者は現地に足を運ぶ必要はなく、どこからでも参加できる。実際、小規模な学術集会では参加者が増えたという。ただ、規模が大きくなるほど参加者増の効果は弱まるようだ
◆課題は参加者間の交流不足だが、あるイベントではウェブ上の三次元的なバーチャル会場内を自分の分身であるアバターが動き回り、他の参加者と対話できる仕掛けが設けられたと聞いた。オンライン学術集会もいずれ、こうした進化を遂げるかもしれない。
オンラインならではのメリット
2021年02月08日 (月)
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