厚生労働省は、6月16日までに報告された新型コロナウイルス感染症ワクチンの予防接種に関する間違いを公表した。報告された139件のうち、血液感染を起こす恐れがあるなど「重大な間違い」は70件だった。改めて予防接種の手順を見直した上で、間違いの発生防止に努めるよう市町村などに求めている。
接種を実施する市町村に向けた「新型コロナウイルス感染症の予防接種実施に関する手引き」では、誤った用法・用量で接種した場合、有効期限の切れたワクチンを使用した場合、血液感染を起こし得る場合など重大な健康被害につながる恐れのある間違いのほか、接種間隔の誤りなど重大な健康被害につながる可能性が低い間違いが発生した場合、都道府県を経由して厚労省に報告することとしている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。