製薬企業、ドラッグストアなど薬業界の上場企業で1億円以上の報酬を得ている役員の数は55人に上ることが、本紙の調べで分かった。最も多額の報酬を得ていたのは武田薬品のクリストフ・ウェバー社長で、1年前の前回調査時と同様にトップ3を同社の外国人役員が独占していた。高額報酬で注目され続けた三津原博氏(日本調剤前社長)は2019年6月に取締役を退任し、今回のランキングから姿を消した。
ベンチャー企業で増加傾向
3月期決算の企業のうち、トップのクリストフ・ウェバー氏は前年から1億9900万円減の18億7400万円となった。2位はアンドリュー・プランプ氏で1億3500万円減の9億1100万円、3位はコンスタンティン・サルウコス氏で3800万円減の6億2600万円だった。報酬額を減らしたものの、武田の外国人役員がトップ3を独占した。代表権のある取締役の岩崎真人氏が2億8900万円で7位に入り、上位10人のうち4人が武田の役員となった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。