厚生労働省の「薬局薬剤師の業務および薬局の機能に関するワーキンググループ」は14日に初会合を開き、具体的な議論を開始した。構成員からは、薬剤師の対人業務の充実に向け、「薬剤使用期間中の患者フォローアップを最優先に推進すべき」との指摘が相次ぎ、個別のフォローアップ事例については医療従事者や医療多職種との間で症例検討会を行い、副作用予防や服薬アドヒアランスの改善効果につながるエビデンスを発信していく必要性が示された。
作業部会は「薬剤師の養成および資質向上等に関する検討会」で、今後の薬剤師・薬局業務のあり方と具体策を議論するため設置したもの。6月までに▽対人業務の充実▽薬剤師・薬局のDX▽医療安全を前提とした対物業務の効率化▽地域における薬剤師サービスの提供――をテーマに6回開催し、7月の検討会で方向性を検討する。
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