TOP > 無季言 ∨ 

特定健診・保健指導の実施状況

2010年09月03日 (金)

◆特定健診・保健指導の初年度(2008年度)の実施状況が、厚生労働省から公表された。対象者は5190万人で、受診者が1990万人、実施率は38・3%だった。各保険者の実施率は、組合健保と共済組合が60%弱、市町村国保や国保組合、協会けんぽが30%前後、船員保険が20%前半という結果だ
◆年齢的には現役世代の40~50歳代が4割程度と高く、性別では男性が4割強、女性が3割前半で、男性が8%ほど高い。市町村国保では、男性の40~50歳代の実施率が低いことなど、市町村国保と被扶養者の受診機会の確保・充実が課題だ
◆ただ気になるのは、特定保健指導の実施率が低いこと。保健指導の対象となったのは約2割の390万人だが、保健指導の終了者は1割にも満たない31万人程度しかいない。特に、国保組合と組合健保に実施率0%が多い
◆健診と保健指導をセットにし、メタボリックシンドロームに着目、予防を前面に押し出した制度だ。その成果は、世界的に注目されている。初年度はこの程度としても、その後の経済状況を考えると、どのようになっているのか。気にかかる。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術