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悪天候と鎮痛剤売上の関連性は

2014年07月16日 (水)

◆台風は、その進路や天候を予測することで人的被害を最小限に食い止めることが重要だ。悪天候と言えば、その前兆として頭痛の症状が発生しやすいことは経験的に知られている
◆このほど、浜松医科大学健康社会医学博士課程の尾関佳代子氏は、悪天候と頭痛の関連性を、鎮痛剤売上データを用いて明らかにした研究成果を国際生物気象学雑誌に発表した。鎮痛剤の売上データを用い気象と頭痛発症の関連を明確にした研究は初めて
◆尾関氏は薬剤師として勤務するドラッグストアで鎮痛剤「ロキソニンS」1年分の全社売上データを活用し日々の気象データと比較分析。その結果、同剤の売上高が、購入前日から購入当日にかけて気圧が下がった時、降水量や湿度が上がった時に増加し、その差も統計学的に有意だった
◆今回の研究で頭痛に悩む人が週間予報に合わせて頭痛への備えを行う必要性なども裏づけられたといえる。OTC薬の販売実績という大規模データの活用がセルフメディケーション推進のエビデンスとなり得るものとして注目される。



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