中央社会保険医療協議会は14日に開いた総会で、医療機器2品目と臨床検査1項目の保険適用を了承した。6月1日に収載予定。
▽COOK Hemospray 内視鏡的非吸収性止血材(クックメディカルジャパン合同会社):内視鏡的に消化管内へ挿入し、非静脈
瘤性消化管出血の止血に使用される。決定区分はC1(新機能)、保険償還価格は1g当たり2640円。
▽軟質実物大3D心臓モデル(クロスメディカル):既存の画像診断では診断や術式決定が困難な複雑先天性心疾患患者に対し、マルチスライスCT画像情報を基に作製された実物大心臓3Dモデル。既存の画像診断では診断や術式決定が困難な複雑先天性心疾患の心臓構造を診断するために提供し、手術計画立案の支援に他の診療情報と併せて用いる。決定区分はC2(新機能・新技術)、保険償還価格は「特定保険医療材料としては設定せず、新規技術料にて評価する」としている。
◇OncoGuide EpiLightメチル化検出キット(理研ジェネシス):測定方法は定性リアルタイムPCR法。がん組織から抽出したDNAをバイサルファイト変換処理した検体中のメチル化状態の検出(結腸・直腸癌における治療薬の選択の補助)が主な使用目的。決定区分はE3(新項目)。