キヤノンITソリューションズは10月31日から、10月からの第7次NACCS更改に対応した貿易業務管理ソリューション「TradeWise(トレードワイズ)通関データベースStandard Edition」の新バージョンの提供を開始する。
NACCS(Nippon Automated Cargo And Port Consolidated System)は、輸出入における税関その他の関係行政機関への手続きなどをオンラインで処理するシステム。
現在の貿易業務は、属人化や業務効率の低さに加え、サプライチェーンの脆弱性など、複数の構造的課題に直面している。財務省や税関などの関係省庁は、今年10月に更改が予定されている輸出入・港湾関連情報処理システム(NACCS)を中心に、通関手続きの迅速化と効率化を目的とした貿易業務のデジタル化を推進しており、また、企業でも業務仕様に即したシステム対応が求められている。
今回提供が始まる新バージョンは、第7次NACCS更改に対応した、NACCSから輸出入許可通知情報をデジタルデータとして自動的に蓄積/検索できるアプリケーションとなる。データ化や基幹システムとの連携により、取引実績の分析や、関税計算、統計情報の作成など様々な業務に活用できる。
また、電子帳簿保存法に対応した関税帳簿の自動作成、輸出入許可通知情報を基にした許可証のPDF生成機能を備え、事後調査対応の省人化を支援する。さらに、貿易EDIシステム「EDI-Master B2B for Trade」と連携することで、NACCSからリアルタイムで取得した輸出許可通知情報の管理が可能となり、グローバルサプライチェーンのデジタル化に貢献する。
ライセンス費用は500万円から。
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