富士フイルムメディカルは9月1日から、一包化された薬剤の名称と数量を袋の外から自動的に照合し、調剤薬局や病院などでの薬剤師の監査業務をサポートする一包化監査支援システムの最新機種「PROOFIT 1D III」を発売する。同装置は、患者の服用タイミングごとに1回分ずつ調剤された「一包化薬剤」を一包あたり最速1.0秒と高速で読み取り、それぞれの薬剤の名称と数量を高精度に照合する。さらに、読み取り時の錠剤の揺れや回転を検出し、自動で再読み取りを行う機能も新たに搭載している。
同製品は、一包ごとに錠剤の刻印や文字、カプセル剤の色や形などを高精度に読み取り、それぞれの薬剤の名称と数量を高速で自動照合できるシステム。一包あたりの読み込み速度を現行機「PROOFIT 1D II」の最速1.5秒から最速1.0秒へと高速化している。
また、富士フイルムの画像認識技術と、AI技術の一つであるディープラーニングに基づき開発した薬剤検出AI技術を採用。99.9997%の高精度な薬剤照合性能を実現している。
さらに、読み取り時の錠剤の揺れや回転を検出し、自動で再読み取りを行う機能を新たに搭載。読み取り時に、照合できなかった薬剤の角度を変えて再度読み取ることで、不明物率の低減を実現。薬剤をより高精度に照合でき、薬剤の不足や異なる薬剤の混入など、一包化調剤の不備の見落とし防止を支援する。
加えて、半錠薬剤を照合する機能を標準搭載し、幅広い処方に対応している。新規に発売された薬剤の画像など監査に必要な最新情報を自動更新できたり、監査の履歴として過去に照合したデータを最大50万包分まで保存できたりするなど、豊富な機能を搭載し、薬剤師による監査業務をトータルにサポートする。
同製品は7月8~10日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催される「国際モダンホスピタルショウ2026」で展示する。
当社は、2019年1月に一包化監査支援システム「PROOFIT 1D」を発売。富士フイルム独自の光学設計技術、画像処理技術、文字認識技術を組み合わせた画像認識技術により、一包化された錠剤やカプセル剤を高精度に自動照合するシステムを実現させた。21年3月には、「PROOFIT 1D II」を発売。同装置は、一つの錠剤を半分に割って処方する半錠薬剤を照合する機能をオプションとして搭載し、多様化する処方形態に対応している。
両装置は、累計導入台数が1700台を突破し、全国の多くの調剤薬局・病院で使用されている。



















