◆臨床試験受託機関(CRO)を各社取材していると「仕事はあるのに人材が足りない」といったうれしい悲鳴が多数聞こえてくる。世界同時のグローバル治験が加速する中、CRO各社は中小規模であってもグローバル治験の日本パートの受託に成功し、業績を伸ばしているようだ
◆一方、製薬業界では、特にシニア層のMRが顕著だが、早期退職を促し、リストラを図っている傾向にある。以前に当欄でも、シニア層の転職先がなかなか見つからないという話題を取り上げたことがある
◆CROのモニタリング業務を担当する「CRA」は近年、新卒採用が増えているが、中途採用も多い。前職のキャリアは様々だが、MRからCRAになるケースも少なからずある。60歳以上の人材を中途採用しているCROもあり、現役として活躍している
◆今後「製薬会社からCROへ」という一種の流れが定着していくのだろうか。いずれにせよ、CROが転職者の受け皿となり、業界の中で失業者が減るのであれば、日本社会にとってもいいことではないか。
CROが転職者の受け皿に
2016年06月10日 (金)
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